京王プラザホテル札幌とSDGs

SDGs達成に向けた取り組み


暮らしを豊かにする<広場>

私たちは、多くの国や地域、老若男女、さまざまなお客様が、思い思いに自由な時間を過ごすことのできる<広場>でありたいと考えています。
宿泊施設という概念に捉われず、憩い・娯楽・交流など多様な機能を果たす都市空間の<広場>として、日々の暮らしに寄り添うホテルを目指しています。

経営理念とコンセプト

地域の価値向上と“シリワール”

ともに シリワールを育む広場

創業以来、地域社会の発展、生活文化の向上に努め、「社会的貢献」をすることを経営理念の一つに掲げてきました。
私たちが、事業を行う上でなくてはならない、北海道が育んできた数々の個性を、私たちは愛着を込めて“シリワール”と名付けています。
シリワールを発信し、皆さまと共に“シリワール”を育むことで、地域の価値向上、北海道の地域内経済循環、さらには、地域の持続的発展に貢献しています。
※シリワールとは、“土地“を意味するアイヌ語「シリ」、“土地の個性“を意味するフランス語「テロワール」を組み合わせた造語です。

>>“シリワール”について詳しく見る

1地域・お客様と共に

北海道、札幌という地域、そしてお客様に寄り添い達成するSDGs

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2環境と共に

地球規模の環境問題への対応や愛すべき北海道の自然に寄り添い達成するSDGs

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3従業員と共に

ホテル事業を継続する上で要となる、従業員に寄り添い達成するSDGs

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地域・お客様と共に


◆ 地域の需要の喚起

料理の提供という形で、食材や飲み物の魅力を発信することで、農水産物などの需要喚起、地域循環の活性化に貢献しています。

レストラン

各レストランで、北海道のテロワールが凝縮された北海道産ワインや日本酒などのお飲み物の他、北海道産食材をふんだんに使用したお料理をご用意しております。

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クラブラウンジ

プレミアフロア・ラグジュアリーフロアにご宿泊のお客様限定でご利用いただけるクラブラウンジでは、北海道にゆかりのあるお飲み物やスナックなどをお楽しみいただけます。

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北海道産ワイン

生産本数が少なく市場ではなかなか手に入らない北海道産ワインを、ホテル独自のコネクションを活かして多数入荷しています。
全50種類以上の豊富なラインナップで、北海道のテロワールをご堪能ください。

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北海道の地酒

あきずでは北海道内15の酒蔵の地酒を取り揃えております。
希少な地酒もご賞味いただけます。

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◆生産者との連携

提供している食材や北海道産ワイン、ハロウィンの装飾に使用するカボチャなどは、総支配人やイベント・調理・サービス担当が直接産地に出向き、生産者との信頼関係を結んでいます。
また、生産者を招いたメーカーズディナーなど、お客様と生産者の接点も提供しています。
2022年には、「GAP 認証」を取得している北海道の農業高校から仕入れた農畜産物のほか、北海道の水産高校から仕入れた水産物も使用したフレンチの特別メニューの賞味会を開催しました。
総料理長やイベント担当が各高校へ訪問し、若き“生産者”との連携を深めています。

◆地元企業・病院との連携

札幌で自家焙煎の珈琲を扱う「丸美珈琲店」や、深い色合いが特徴の食器などを手掛ける「札幌焼盤渓窯」をはじめとする地元企業との連携を深めています。
また、斗南病院との身体に優しいコラボレーションメニューの開発もおこなっています。

【STAY BREW】お部屋で淹れるスペシャルティコーヒー飲み比べ プラン

盤渓窯のコーヒーカップで丸美珈琲店のスペシャルティコーヒーの飲み比べができる宿泊プラン。

【プランの販売は終了いたしました。】

ローカロリーランチ

斗南病院とのコラボレーションで生まれた、総カロリー500kcal未満、塩分2g未満のナポリタン。

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◆イベント企画と参画による地域活性化

ホテル近隣のお客様にお楽しみいただくイベントの開催や、地域イベントへの参画やデコレーターシェフの派遣などを通して地域の活性化に取り組んでいます。
・お子様を対象としたハロウィン謎解きイベントの開催
・鉄道模型の展示や運転体験イベントの開催
・雪まつり(氷像)へのデコレーターシェフ作品の出品
・カルチャーナイトへの参画
※現在は中止しているイベントもございます。

◆2022年度に開催したSDGsに貢献したイベント

親子で体験型の食育イベント開催

ホテルシェフによる実演調理、地元食材のレクチャーとフランス料理フルコースのテーブルマナー講習という普段はなかなかできない食体験を企画しました。
シェフと直接会話を重ね、目の前で様々なプロの技をご覧いただいたお子様からは「かっこいい」という歓声があがりました。さらに、保護者からも「大人も楽しめた」というお言葉をいただきました。

北海道の農業・水産高校と産学連携イベント開催

北海道各地の農業高校が育てた農畜産物、及び水産高校が水揚げ、加工した水産物を使用したフランス料理の特別メニューの賞味会を開催しました。イベントの前には、総料理長や企画の担当者が各高校へ訪問し、教職員および若き“生産者”と連携を深めました。
このように、産学連携の推進を通じた北海道の農畜水産物の持続性向上の支援をしています。

SDGs体験型ワークショップイベント開催

本来なら捨てられるはずの廃材に新たな価値を与え、シマエナガのオブジェを制作するアップサイクルというSDGsアクションの体験イベントを開催しました。
映像をまじえてホテルのデコレーターシェフが丁寧に説明し、参加者の皆さんと一緒に地球環境に配慮したモノづくりの楽しさを通してSDGsに貢献しました。

◆オリジナルブレンドコーヒーの提供による途上国の食糧支援

国連WFPが行っている途上国の子どもたちの学校給食支援「レッドカップキャンペーン」は、キャンペーンに賛同する企業の対象商品を購入すると、その売り上げの一部が寄付につながる取り組みです。
地下1階 ろばた・すし・北のめし〈あきず〉ではレッドカップマーク付きのオリジナルブレンドコーヒーを提供し、この取り組みを支援しています。

◆ホテル全館バリアフリー化

アクセシブルルームやユニバーサルトイレの設置など、お越しくださるすべてのお客様にとって安全・快適な滞在となりますよう、館内設備の充実はもちろん、従業員一同、心よりサービスに努めております。

アクセシブルルーム

電動リクライニングベッドを完備し、スライド式のドアなど、車いすのお客様でもご不便なくお過ごしいただけるよう設計いたしました。

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観光施設 心のバリアフリー 認定

聴覚障害のあるお客様とのタブレット端末を用いたコミュニケーションや介護用品の貸し出しなどの当社の取り組みが評価され、国土交通省より認定を受けています。

「心のバリアフリー」 観光施設 詳細を見る

◆食の安全・安心への取り組み

食の安全性を確保するために開発されたHACCP(札幌市食品衛生管理認証制度)において、高度段階の「プレミアムステージ」の認証を取得しています。
また、食品衛生や食材の産地確認等、組織的な管理体制を構築し、お客様に安全・安心な食事を提供しています。

●食品衛生講習会
季節に応じた食中毒やノロウイルスなどの食品衛生に関する社内講習会を定期的に開催しています。

●メニュー表示委員会
優良誤認を防ぐことを目的とした委員会を設置し、当社が提供するメニュー表示はすべて、産地や食材の種類など厳密なチェックを行っています。

◆自然災害・非常時の安全と安心確保

災害・非常時の対応を学ぶ社内講習や普通救命講習、避難訓練を定期的に実施しています。また、従業員への安否確認システムを構築するとともに、72時間分の蓄電、非常食と飲料水の備蓄により、非常時に備えています。


環境と共に

◆環境に配慮した素材への移行

地球温暖化や海洋プラスチックごみ等に対する環境保全の取り組みとして、ストローや箸を環境に配慮した素材のものに変更しました。

●紙製ストローへの移行
京王プラザホテルチェーンで年間約43万本のプラスチックストローを使用していましたが、2018年より紙製ストローに移行しました。

●塗り箸への移行
レストランや宴会場で年間約70万膳の割り箸を使用していましたが、2008年から東京・日本橋にある老舗〈川上商店〉製の塗り箸に移行しました。

◆ホテル館内の上水に天然地下水を使用

豊平川扇状地にある札幌は日本でも屈指の地下水が豊富な地域といわれています。水質も極めて良好で飲料用にも適しており、水温は10℃程度のため冷房にも利用可能です。
この地下水を上水・雑用水共市水代替えの取水源として、飲料水はもちろん、空調設備やプールなど最大限に利用し省エネルギー化を図っています。

◆紙媒体の削減

ホテル機関紙、客室内に設置していた館内案内冊子を廃止し、ポスターや各種パンフレットなどの紙媒体を削減し、ホテルHPや客室内テレビ、デジタルサイネージを活用したご案内に移行しています。また、従業員の給与明細も、封書を廃止し電子化いたしました。
紙資源の廃棄量の削減に加え、インクなどの材料生産や輸送にかかるCO2も削減しています。

◆ゲストルームのエコ推進

連泊のお客様のリネン類(ベッドシーツ、ピローケース)は、お客様からのご要望がある場合に交換をいたしております。リネン類のクリーニングに関わる水資源の保全に努めています。

◆廃油リサイクル石鹸の使用

成分分解が早く、環境負荷が少ない、天然油脂(学校給食を中心とした廃油)をリサイクル原料とする石鹸を活用しています。

◆省エネ対応型の器機の使用

2012年、利用頻度に応じて各エレベーターをスリープモードに移行させて、消費電力を大幅にカットする群管理待機電力制御機能付きのエレベーターに更新し、さらに2014年にはご利用がないときには自動で低速運転に切り替わるエスカレーターに更新いたしました。また、バックヤードの照明器具も高効率照明器具や人感センサー付き照明を導入しております。

◆使い捨てカイロの回収・再利用による水域浄化への協力

使い捨てカイロはキューブに加工して汚れた海や川に投入することで、ヘドロを無害化し水質を浄化することができます。
1階ロビーに使用済みカイロの回収スポットを設置し、お客様や地域の皆様からカイロを集め、水域浄化に貢献します。

◆北海道の小動物プロジェクト

北海道の魅力の一つとして、可愛らしい小動物をテーマに「癒し」を提供するべく部門を横断した専属プロジェクトを立ち上げました。これまでに、「雪の妖精」シマエナガのコンセプトルーム、ケーキ、オリジナルグッズ、写真やオブジェを展示したギャラリーなど様々な取り組みを実施しております。このプロジェクトの取り組みには、小動物たちのほかあらゆる動植物を育む北海道の豊かな自然環境やエネルギー、歴史、文化などのすばらしさへの興味・関心を喚起していきたいという思いも込めています。

小動物プロジェクトの取り組み

現在販売中のケーキやコンセプトルームなどをご紹介いたします。

小動物プロジェクト 詳細を見る


従業員と共に

◆働きやすい環境の推進

従業員が子育てや介護などさまざまなライフイベントを経験しながら、働きやすい環境づくりを推進しています。

●事業所内保育園
札幌市の子ども・子育て支援新制度における地域型保育事業の一つで、企業が事業所の従業員の子どもに加えて、自治体の認可を受けて地域子どもにも施設を提供する「事業所内保育園」を完備。子育てをしながら働ける環境を確保し、充実した家族生活をサポートしています。(2021年度:対象従業員の利用率 22.2%)

●育児・介護休暇制度、時短勤務制度
育児や介護による休職や、時短勤務の制度を整えています。
(2021年度:育児休職12名の取得)

●「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」を取得
「ワーク・ライフ・バランスplus企業認証」とは、仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組む企業を札幌市が認証する制度です。当ホテルは最高ランクである「先進取組企業(法令を上回る取組を行っている企業)」として、認証を受けました。

◆従業員食堂の自営化

業務委託していた従業員食堂の自社運営を2021年1月よりスタートしました。幅広い年代の従業員が働いており、調理技術の研鑽に努めております。また、レストランや宴会場で仕入れた食材の食品ロスに対応し、効率的な在庫管理を行えるようになりました。

◆全従業員参加型の「アイデア立案→商品化・サービス改善」の委員会でスキルアップ

若手からベテランまでキャリアの長短に関わらず、積極的に意見を出し合い、商品化やサービス改善に活用する委員会(Marketing Strategy Board 通称:MSB)を発足しました。
2022年からは各部署の若手従業員を中心メンバーに据えて活動をしています。自らのアイデアが商品化やサービス改善に活かされることで、従業員のモチベーションアップにつながるほか、企画立案や検討の実施の中でマーケティングやコミュニケーションのスキルアップの場となっています。